好きな作家の一人に森見登美彦さんがいます
学生の頃は森見さんの本を読み漁っていました
なかでも恋文の技術はとても印象に残っています
私もあんな楽しい学生生活を遅れたらよかったなあ
と思っていました
もしかすると勝手にその作品の登場人物に自分を
投影していたのかもしれません
最後まで文通の中で学生らしいエピソードがつづく
のですが、最後になんとも言えない爽やかな気持ち
になります
読了感があるというのでしょうか?
また、他の作品に走れメロス改訂版という
短編集が出版されています
有名な作品を森見さんが現代風にアレンジ
しています
その中で
という話があります
森見さんといえば独特の文章をお書きになりますが
この話は森見さんぽくない文章なので
大分昔に読んだけど未だに印象に残っています
とくに奇抜な文章でなく、盛り上がりがあるわけで
はないのですが、情景が頭に浮かび惹き込まれます
書籍に詳しくないのですが、
純文学というものはこういうものなのでは
ないだろうかと勝手に思っています
このブログもこの作品のような文体で書きたいな
と実は思っています
