久しぶりの三連休初日
朝は床屋に行き、その後100均に行きました
午後からは特によていがないので、テレビを観たり、本を読んだりしています
ちらっと以前書いたので、坂口安吾氏(以下、坂口氏)のオリジナルの方もKindleで読んでみました
正直なところ、文学にそれほど触れていない私からすると難解でした
なので、森見氏の著書の解釈と照らし合わせながら読みました
時代や世界観は違うけど、おおよその構成や結末は似ていましたし、類似した表現や文章が散りばめられていたからです
桜の森の満開の下を通ることに感じる得体を知れない恐怖感の原因が分からずモヤモヤしているが、最後に孤独を恐れているからだと判明し、
その孤独の道を選択する
という解釈をしました
現代風でイメージしやすかったため、森見氏の著書について感想を述べます
桜並木の下に一人でいると、孤独を感じ社会から取り残されてしまうような焦燥感に似た恐怖感を覚えたのだと思います
次第に主人公の男は女と同棲し、小説家として社会的地位を築いていきます
そのことで物理的な孤独からは遠ざかりますが、人付き合いが苦手な男は精神的な孤独を感じていきます
また、自分の意志で小説を書いていないこともあり生活に窮屈さを感じた男は最後に女と別れて孤独を選択します
しかし桜並木の下に座っていられるようになりました
これは精神的な孤独より、物理的な孤独を選択したからだと解釈しました
現代社会ではSNSが普及して、スマホを見ればあらゆる情報が溢れ、社会と繋がっています
桜並木の下を通ることは、スマホなどデジタルデバイスを持たないことと一緒ではないかと思いました
確かにSNSを上手に駆使すれば、人脈や仕事の幅が広がり、社会的地位を得られるかもしれません
しかし、上手に駆使出来ればの話しです
私は使いこなせないし、他人との差に精神的な孤独を感じてしまうので、物理的な孤独を選ぶと思います
孤独の中で楽しみを見つけていけたらなと思っています
このブログもその一つになることを願っています