人生模索中日記

人生後ろ向きに生きることも大事

窓から空を見てふと思ったこと

今日は雨が降っているので自宅に引きこもろう。

解放感あるリビングの窓から空を眺めて優雅に過ごそう。

晴れの日は日が差し込み部屋全体が明るくなる。少しクリーム色がかった白い壁なのでなおさら明るく感じる。

実家も前とずいぶん変わったなあと空を眺めながら思った。

 

実家は少し前に建て替えた。空調が全室効いており一年中快適な温度に保たれている。なので外に出たとき思いの外寒くちょっと薄着だったかなと思うことがある。

リビングは吹き抜けており広々としていて窓から光が差し込み解放感がある。

リビングのソファーに座って二階まで吹き抜けた上を眺め、窓から青い空を眺めるのが好きだ。(今日は雨で空一面曇っているが)

 

実家を建て替える前は築50年以上の日本家屋だった。祖父が建てたので父にとって思い入れが強く最後まで建て替えに消極的だったが母の強い望みで今の家が建った。

祖父、父には申し訳ないが前の家は苦手だった。日本家屋の特徴とも言えるがとにかく狭く天井が低い。そして光があまり入らない。夏は暑く冬は寒い。

特に玄関からトイレまで続く細くて暗い廊下が嫌だった。

再放送だったか覚えていないが昔観ていた金八先生早乙女光演じる中学生が母親から虐待を受けていた。その家も薄暗く狭い廊下であり、母親がゆっくりと歩いていく姿が印象的というかトラウマだった。別にそんな経験があるわけではないけど、家の廊下もそのシーンを思い出し気分が沈んでしまう。

もちろん家全体が薄暗いというわけではなく、南側は午前中は光が差し込む。南向きに縁側があり冬でも晴れの日であれば廊下に日が当たり暖かくなり、まるで天然の床暖房みたいになる。縁側に置いてあるソファーでよく昼寝をしていた。午後からは西日がトイレの窓から差し込み異様に明るかった。

それでも大部分は狭くて暗く、それだけで圧迫感を感じ家にいるのに全然くつろげる気分にならなかった。

そしてもうひとつの特徴が夏は暑く冬は寒い。冬はこたつから一歩も外に出れなかった。何かを行動することが億劫になる。インドアな性格に多少影響しているだろうか。

 

なんか古くからの日本家屋のネガキャンをしているようになってしまった。そういうつもりではなく今の家が快適だということを伝えたかったのだが。

 

そんな昔の家だが今は少し懐かしさを感じる。あまりいい思い出がないのに。

無い物ねだりなのだろうか、またあの家に帰ってみたくなる。

そしてあの不便さをもう一度体験したくなる。