沈みゆく夕日に乾杯
今年は行きたい所がある。
屋外球場での野球観戦だ。
中日ドラゴンズのファンなのでバンテリンドームナゴヤは何回か足を運んだことがある。
他にも甲子園球場、京セラドーム、神宮球場、ZOZOマリンスタジアムに行ったことがあるが、一番思い出深かったのが神宮球場だ。
神宮球場は1926年に完成した甲子園球場に次ぐ二番目に古い球場だ。明治神宮外苑にあり歴史のある球場である。
はじめて訪れたのが2018年8月。お盆休みの大型連休で東京に旅行がてら訪れた。
試合開催の2時間前に開場し球場に入った。どこの球場でもそうだが、球場に入ってゲートをくぐり抜けてグラウンドが見えた瞬間のワクワク感がたまらない。
試合前の公開練習を早めの夕食を食べながら見て売り子さんからビールをもらい、夕日が沈みかけの涼しくなってきたなかで一杯のんだ。
あの瞬間は今でも忘れない。人生の幸福のピークだろう。
スマホのアルバムに当時の写真が残っていた。
ヤクルト対巨人の試合を観たが、中日の試合ではなかったからこそ味わえた感動なのかもしれない。
お祭りに参加している感覚に近かったかも。
点が入ったときはヤクルトファンを装って一緒に盛り上がった。
毎度の事辛気臭い話しになってしまうが、他人との距離を感じてしまう私にとって唯一と言っていいほど対等になれる場所なのかもしれない。
年齢、性別、病気、障害など関係なく、そのときだけは皆対等になってその瞬間を共有している感じ?
うまく言語化できないけど周りを気にせずに自然体になれる気がする。
(毎回いい言葉が見つからないと言語化できないでごまかしてる気がする)
お酒の力があるのかもしれないけど。
もう一度あの感動を味わいたい。