昔から大人になりたいと思っていた。
歳をとるということではなく、精神的に成熟すること。自分の精神的未熟さにコンプレックスを持っているのだろう。
私にとって大人になるとは
- 自分の芯をもつこと
- 自分の弱さに向き合うこと
- 他人を頼ること
だと勝手に思っている。
今日はその中で自分の弱さと向き合うことについて語ろうと思う。
新卒で入った会社でお世話になった上司がいた。仕事を退職し全く畑違いの仕事をはじめ2年ほど経ったとき、その上司から突然ラインで連絡があった。金は払うから仕事を手伝ってほしいとのことだった。しばらくパソコンに触れていなかったので役に立てないと思ったのでその仕事は断った。
その後世間話になって当時の仕事について聞かれた。私のような若い世代は全くいない職場だったので答えるのに躊躇した。
以前の私だったら世間体を気にして適当に誤魔化していただろう。けれどその時の私は本当のことを伝えた。上司も親身に応えてくれた。
独りよがりで勝手に相手との間に壁を作っていたのかもしれない。
そのときは大人の階段を一歩のぼった……気がする。