人生模索中日記

人生後ろ向きに生きることも大事

高級住宅地にそびえる要塞

どうも私は旅行というか計画を立てることが苦手なので、野球が始まるまではホテル周辺をブラブラしていた。しかしずっと歩いているのも疲れるし汗びっしょりになるので公園で休みたいと思い少し大きめの公園に入った。

ホテル周辺は港区と渋谷区の境にある地区でその公園にはセレブな人がたくさんいらしてなんだか居心地が悪かった。早々と公園を出て再びホテル周辺を歩きながら適当にまんが喫茶でも探そうと考えた。そう考えたのがバカでした。

東京の一等地だろう(知らんけど)場所にそんなものがあるはずもなく延々とビルが続き一階はおしゃれなカフェやブランドショップ、なにかしらのスクールで私のような庶民が入れそうな場所はなかった。

ただ駅近辺に巨大な都営のアパートがあった。昔ながらの団地みたいで場に馴染んでおらず異彩を放っていた。調べたら1970年に建設されたらしく戸数は696戸。横にとてつもなく長く要塞のように見えた。

なんで、まだ取り壊されないのかなと疑問に思ったが、町の高級化が進みさらに純度を増したセレブの子どもが庶民の生活に興味のない傲慢な子にならないようにする機能があるのだそう。確かに子どもなんて自分の周辺が世界なんだ(自分がそうだった)と勘違いするから重要だなーと妙に納得してしまった。

ただそのネット記事によると、当然団地とそうでない家で貧富の差が激しいから差別が起こりうる懸念があるらしい。その記事をみて今年タワーマンション(もどき?)の近くに家を購入した姉夫妻は大丈夫かなあと少し心配になった。

その団地が要塞ではなく、貧富を隔てる障壁となってしまうのか。(うまいこと言ったつもりでした。すんません。)