紙の本にふれてコーヒーを嗜みてえ
紙の本に触れたくなる。
こう書くとカッコつけているような感じがするが、実際そのとおりである。
休日くらいかっこいい自分でいたいのである。
ナルシストでいたいのである。
朝日を浴びながらブラックコーヒーを片手に本を読んでみたいのである。
できれば音楽をかけたりして。
実際はスマホで電子書籍を読んでいる。自室に籠もりながら。実家暮らしなので日があたるリビングには親がいるし、音楽もむやみにかけられない。
本を読むという行為は変わらないのだけど、気持ちが全然乗らない。
なんかYouTubeをひたすら観ている感覚になってくる。そして今日も無駄な休日を過ごしてしまったなあと思ってしまう。こういうとき、一人暮らしはいいなあと思う。
前の仕事で社宅に住んでいたときは、徒歩10分の場所に図書館があったので5回ほど行った。
いろいろ借りたと記憶があるけど、今思い出せるのは村上春樹の「騎士団長殺し」と森見登美彦の「熱帯」だ。正直内容はほとんど記憶にないけど。
語彙力がないので感想を言語化することができやせん。
「熱帯」はいい意味で森見登美彦らしい作品ではなかった。そして前半のワクワク感は過去に読んだ本のなかでも上位にくるレベルだと思った。後半は物語の方向性が明後日の方向に行ってしまい、置いてけぼりにされた感じがしてしまった。私の読解力がないだけかもしれないが。
今読んだら新しい発見ができるかもしれないので読んでみたい。電子書籍版は1000円だった。今の自分には高いなあ。
10数年ぶりに地元の図書館に行って紙の本で探してみようかな。