月曜日の朝は1週間の始まり
現代人共通だろうか?あまり気分が上がらない。
今の仕事が向いていないわけでも、嫌なイベントがあるわけでもない。長年生きていて月曜日は嫌なものだと心身に染み込んでしまっているのだ。
そんなわけで憂鬱な気分で最寄りの駅まで歩いていたのだが、道中にスライスされたキウイが落ちていた。横に輪切りにされたカタチでありCMやグルメ番組で観るようなきれいな状態だった。雨が降っていたにも関わらず汚れた様子はなく緑色が鮮やかであった。
状態からして落として間もないだろう。しかし輪切りの状態ということは買い物帰りで落としたわけでは無いだろう。
弁当箱から落ちたのか?確かにこの先には保育園があるから子どもが落としたことも考えられる。
それとも朝食を食べながら登校、出勤したのか。今どき食パンくわえながら「遅刻遅刻〜」と言っている学生が存在するのか
といろいろ推理していたら何だか可笑しくなって一人で笑ってしまった。
さっきまで憂鬱な気分だったのにそんな気持ちがいつの間にか明後日の方向に吹き飛んでしまったからだ。
名のしれない誰かのブログに偶然起こった幸せに尊さを感じると書いてあった。今回は幸せとは少し異なるが偶然起こったことは特別感があって確かに尊い。
気分が晴れたのでルンルンで駅に向かい電車を待っていた。そしてやってきた電車の中の人混みをみた途端また現実に戻されたのであった。