謎の文具テープのり
私が通っているジムは書店の一部にテナントとして後から入った施設である。もともとCD、DVDコーナーであったスペースが縮小してジムとなった。会社で使用していた修正テープがなくなったので、運動する前に買っておこうと思い文具コーナーに立ち寄った。
文房具コーナーはさほど広くなかったのですぐに修正テープが見つかった。何種類かあったが、どうせ大したことに使わないので一番安いものでいいやと思い、商品を確認せずに最安値のものを手にとりレジに直行。
とくに周りを意識していたわけではないが、たまたま他の陳列している場所で修正テープが売られているのが目に入った。
そのときの私は脳みそ空っぽだったので「ここの書店は修正テープを推しているだなあ」ぐらいしか考えてなかった。しかしレジに近づいていくにつれ「そんなことあるのだろうか」と疑問が発生し、モヤモヤがだんだん大きくなっていった。
手元にある商品を確認したところテープのりと書いてあった。一瞬脳がフリーズしたが、あわてて文房具コーナーに戻り陳列品を確認したところ、最初に訪れた場所はテープのりコーナーであることが判明した。
というかテープのりってなんだ??
恥ずかしながらテープのりの存在をはじめて知った。
調べてみるとどうやら2000年半ばごろから普及されたカートリッジ式ののりだそうだ。
その頃はばりばり学生だったので、一度も目に入らないことはないと思うのだが…
この歳になって新たな発見があるもんですね。
まだモヤモヤが残る…。文房具が好きというわけではないが、近くに文具専門店があったので、そこら辺の学生よりは文房具を見てきた自負がある。もしかしたら修正テープとテープのりが同じ場所に陳列されていたのでスルーしていたとか。確かに修正テープ自体滅多に買わないから見逃していた可能性がある。
それでもテレビ、ネットがある情報化社会でテープのりの存在を知らないで生きていくことが可能であろうか。
実生活でもそうだ。小学生高学年、中学生あたりは誰しも文房具にはまっていて、珍しい文具が手に入ると謎のマウントをとるような生物だ(今の子は分からないが)。そんな時代に登場したテープのりを誰一人持っていなかったのか。
そもそもテープのり自体が普及していないのではないか。
着地点が分からなくなったので、この辺で。